石けんが肌にやさしいのは本当？｜敏感肌におすすめ洗顔料も2つ紹介

結論を知りたい方は結論：石けん＝肌にやさしいは勘違いをご覧ください。

洗顔料を知りたい方は使って良かったアミノ酸＆泡タイプ洗顔料2つをご覧ください。

石けんが肌にやさしいといわれる3つの理由

• 5000年前からの使用実績があり、人体への影響が少ない安心感
• シンプルな成分でつくられ、安全性も高い
• 洗い残しがあっても肌への刺激が残らないし、環境にもやさしい

結論：石けん＝肌にやさしいは勘違い

そもそも石けんとは？

石けんは、油脂+アルカリ性でつくられた界面活性剤の一種。固形や液体、ペースト状などに含まれています。

• 石けん素地
• ラウリン酸K
• ヤシ油、パーム油

などと、成分表に表示されています。

アルカリ性石けんのメリット・デメリット

メリット

• 汚れや皮脂をしっかり落とす
• 汚れを落とした分化粧水などが浸透しやすくスキンケア効果が高い
• 洗い残しがあっても肌への刺激が残らないし、環境にもやさしい

デメリット

• 肌に必要なうるおいを洗い流して肌の水分を奪って乾燥しやすい

お肌は弱酸性なのにアルカリ性の石けんを使うと…？

人間の肌は弱酸性です。

アルカリ性で洗顔すると、洗浄力が強すぎてお肌に必要なうるおい・バリア機能の低下につながります。その結果、乾燥やヒリヒリといった肌荒れに。

肌は自ら弱酸性に戻す力がある＝中和能

洗顔後の肌の状態

通常、トラブルのない健康な肌はpH4.5～6.5前後と、弱酸性の状態を保っています。

しかし固形や洗顔フォームなどのアルカリ性石けんで洗顔をすると、肌のpH値はアルカリに傾き一時的にpH8前後になります。

そして約30分以内には弱酸性の状態に戻ります。＝中和能

敏感肌さんには刺激を感じやすい

乾燥肌・敏感肌さんが洗浄力の高いアルカリ石けんを使うと洗いすぎてしまい、バリア機能が乱れて肌の炎症が起きやすくなります。

そうなると、本来持っている中和能が機能しないので、弱酸性に戻るまでに時間がかかってしまいます。

乾燥肌・敏感肌さんにはアミノ酸系の泡タイプがおすすめ

アミノ酸系は洗浄力がおだやかなので、乾燥肌・敏感肌さんにおすすめしたい成分です。

アミノ酸系を見分けるポイントは、以下の通り！

というように、成分の末尾が「グルタミン酸Na」、「メチルアラニンNa」、「アスパラギン酸Na」、「グリシンNa」と、成分表に表示されてればアミノ酸系だと見分けられます。

なかでも泡タイプが断然おすすめ！

メリット

• アミノ酸は弱酸性で低刺激といわれている
• おだやかな洗浄力で乾燥を防ぐ
• 泡立てる手間なし、時短にもなる

デメリット

• 泡立ちが控え目
• 洗浄力がおだやかなため、皮脂が多い人は物足りない使用感かも

使って良かったアミノ酸＆泡タイプ洗顔料2つ

2商品の共通ポイント5つ

ミルふわ　全身ベビーソープW

商品特徴

アミノ酸系洗浄成分配合のふわっとミルキー泡が、お肌のうるおいを守りながら洗います。

良いところ

悪いところ

• 売っているお店が少ない。ツルハドラッグやクスリのアオキなら地域によってあるかも？
• さっぱりした洗浄力が欲しい人は物足りないかも？

おすすめの人

• コスパ重視の人
• 親子で使いたい人
• とにかく肌が弱すぎる乾燥肌・敏感肌の人

キュレル　潤浸保湿泡洗顔料

商品特徴

「セラミド」を守りながら、きめ細やかな泡で汗や汚れを洗い流す。

良いところ

悪いところ

• 生理前や寝不足のときに使うと少し肌がヒリヒリするが、その時期以外に使うことをおすすめします。

おすすめの人

• ニキビができやすい人
• さっぱりした洗いあがりが好きな人

まとめ

以上、石けんが肌にやさしいのは本当？おすすめ洗顔料の紹介をしました。

石けんがお肌にやさしいという話は昔から聞きますよね。昔から使われている分もちろん安全性も高いし、泡立ちもよくて気持ちいい。

しかし、その分肌に刺激になるリスクがあるので乾燥肌や敏感肌には避けた方がいい、と私は思います。

今回の内容が少しでも参考になればうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。