コスメコンシェルジュ詩乃です。
冬といえば気になるのはお肌の乾燥と静電気。
服を脱ぐときやドアノブに触れるとき、バチっとした音に恐怖を感じることはないでしょうか?

私はあります。特にドアノブは緊張の瞬間で、触れる前にイメージトレーニングをします(笑)
静電気があるとお肌がかゆくなったり、髪が逆立ったり、服にゴミがついたり、思いきりおしゃれを楽めないですよね💦
今回は、備忘録としてこちらの【しない美容】という本から自分なりにまとめてみました。
- 静電気恐怖症
- 敏感肌でかゆみがでる
- 少しでも静電気を軽減したい
そんな人にピッタリな記事になっています。何かひとつでも参考になれば幸いです。
- かゆみの原因
- 静電気で起こるトラブル
- 静電気が起きにくい服素材と組み合わせ
結論:肌のかゆみは化学繊維の服で起こる、静電気が原因らしい…
この本によると、かゆみの原因はアクリルやポリエステルなどのマイナス(-)に帯電しやすい服の素材がもたらした静電気とのこと。
以下で詳しく解説しますね!下図を見てみてください。

この図は一般的によくみられる素材の「帯電性」をまとめたものです。
プラス(+)を帯びた素材と、マイナス(-)を帯びた素材が接触することで静電気が発生します。
例えば皮膚とポリエステル。
プラス側に帯電しやすい皮膚と、マイナス側に帯電しやすいポリエステルは帯電性が離れています。

また、プラスに帯電するウールと、マイナスに帯電するアクリルもかけ離れています。

つまり、この帯電性の配置が遠いほど静電気が起こりやすくなり、肌のかゆみにつながってしまうのです。

逆をいえば、同じ帯電性同士なら静電気は起きにくい!(皮膚とシルク、綿とウールなど)
かゆみだけでなく、こんなトラブルも。
①ホコリや髪の毛などのゴミがつき、毛玉もできる
②スカートが足に張り付く
トラブル①ホコリや髪の毛などのゴミがつき、毛玉もできる

気づいたらホコリやゴミ・髪の毛がついていることありませんか?
特に黒い服なんかは顕著にあらわれていると思います。
また、毛玉ができたから毛玉取りできれいにしたのに、新たに発生という悪循環。
せっかくお手入れしたのに虚しくなりますよね。(わたしだけ?)
実はこの現象、
①素材同士で静電気が起きる
②静電気でお互いの繊維がくっつく
③徐々に大きくなって毛玉になる
という順で起こっているのですね。

ホコリや髪の毛、毛玉などがついていると見た目も台無しになりますよね💦
毛玉が気になる人は、プラスに帯電しやすい素材同士から服を選ぶようにしましょう。
トラブル②スカートが足に張り付く

ナイロン素材でつくられてることが多いストッキングやタイツ。
これをアクリル・ポリエステルなどのマイナスの帯電性をもつスカートと組み合わせると…
静電気でスカートが足にまとわりつく原因に。

足に張り付く、あのなんともいえない不快感…
気になる人は、綿や麻、レーヨン・ナイロンなどのスカートを履けば大丈夫です。
静電気が起こりにくいのはプラスに帯電している素材
静電気が起こるのは体質ではなく、服の素材の組み合わせが原因とのこと。
もちろんお肌の乾燥やミネラル・睡眠不足、ストレスなどで静電気体質の方もいます。
しかし、服素材の組み合わせを工夫すれば、静電気を起こりにくくすることができます。

これで静電気も怖くない!(それでも少し怖いのが本音…)
その組み合わせは、プラス同士にすること!
組み合わせの具体例は以下のとおりです。
①天然素材の【綿×ウール】など
②化学繊維の【レーヨン×ナイロン】
服の組み合わせ例①天然素材の【綿×ウール】など

基本的に、天然素材同士の組み合わせは静電気を起こしにくいです。
例えば以下のような組み合わせ
- 綿100%ニット×ウール100%スカート
- 綿95%、麻5%のTシャツ×シルク100%のワイドパンツ
このような組み合わせなら、肌に刺激になりにくいので非常におすすめです。

敏感肌さんには天然素材がおすすめです!
服の組み合わせ例②化学繊維の【レーヨン×ナイロン】

なんとなく化学繊維は静電気が起こるイメージがあると思います。
レーヨン・ナイロン(キュプラ)はプラスに帯電しやすいのでファッションに取り入れても問題ありません。
例えば以下のような組み合わせ
- レーヨン100%ブラウス×ナイロン100%プリーツスカート
- レーヨン88%、ナイロン5%のワンピース
おまけ①:ちょっとの妥協が毛玉をつくる

プラスに帯電しやすい素材同士から服を選ぶようにしましょう。と、前述でお伝えしました。
具体的には「妥協せずにウール100%の服を選びましょうね」ということ。
ウール100%のコートが高いからといって、ポリエステルやアクリルが少しでも入っていたら毛玉になるよという話でした。

そうはいってもウールは高いですよね💦
おまけ②:アウターの裏地はキュプラ(レーヨン)を選ぶべし
意外と盲点なのがアウターの裏地。
この記事を読んで、ウール・カシミア100%のコートなら安心!と思った人もいるかもしれません。
しかし、裏地がポリエステルやアクリルだと強烈な静電気が起きてしまいます。
理想は天然素材のコートなら、表地がウール・カシミヤ100%、裏地がキュプラ100%(レーヨン)がおすすめです。

キュプラは吸湿性が高く、湿気がこもりにくくなります。

ただし、裏地がキュプラでも、ポリエステルやアクリルのニットなどを合わせると静電気が発生するので注意してくださいね!
まとめ:静電気は刺激。たまには素材の組み合わせを意識しておしゃれを楽しもう!

以上、敏感肌に静電気はかゆみのもと?おすすめ服素材と組み合わせ【備忘録】をお話ししました。
かわいい服ってポリエステルやアクリルなどの素材が多いですよね。
しかもデザイン性が高くおしゃれの幅も広がるし、シワになりにくくお手入れもしやすい。いいことづくめですよね!
しかし静電気で肌がかゆくなるのは避けたいところ。
綿・ウール100%などの天然素材は高価で、デザイン性はポリエステルに比べて劣りまが、手入れをしっかりすれば長持ちしてコスパはいいかもしれません。
今回登場した本にも詳しく書かれていますので、気になる方はぜひ目を通してみてくださいね!

インナーや冬物のアウター、メイクブラシなど素材の選び方、敏感肌さんに役立つコラムなど、図解でわかりやすく解説されています!
最後までお読みいただきありがとうございました。