こんにちは!コスメコンシェルジュ詩乃です。
新しい化粧品を使うとき、敏感肌さんには避けてほしい成分があります。
その成分を使うと肌が乾燥したり、ヒリヒリしたり、赤みが出たり…といった肌トラブルを起こす可能性が。
今回は、敏感肌が避けたい5つの成分についてお話しします。
エタノール(エチルアルコール)
配合目的
・スーっとした清涼感を演出する
・さっぱりとした質感を演出する
・植物エキスを取り出す抽出溶媒として使われる
少量のエタノールでも大丈夫な場合もある
例えば、上記画像のように成分表の下の方にエタノールと植物エキスが近くに表記されていれば、
植物エキスを抽出する際に使用しているので、そこまで気にしなくて大丈夫です。その分、商品の選択肢が広がります。
しかし、ごく少量でも過敏に反応してしまう人は使うのを避けた方が無難です。
注意点:フェノキシエタノールはアルコールではない
よく勘違いされるのがフェノキシエタノール。こちらは安全性の高い防腐剤なので、アルコールではありません。
ミネラルオイル
配合目的
・水分蒸発を防ぐ
・クレンジングに使われる
・さらっとした質感
注意点1:ミネラルオイルが主成分のクレンジングは乾燥する
安全性に優れて安価で製品化しやすいため、クレンジング製品に使われることが多いです。
ミネラルオイルは洗浄力が強いので、落ちにくいメイクや日焼け止めをしっかり落とす点は優れています。
しかし、肌のうるおいを奪いって乾燥します。
注意点2:毛穴詰まりやニキビなどの肌トラブルを起こすことも
油膜として肌に残るため、蓄積すると毛穴詰まりやニキビなどの肌トラブルの引き金になりかねます。
クレンジングオイルを使いたい場合は、油脂クレンジングをおすすめします。
油脂系クレンジングはマイルドな洗浄力なのに、肌負担なくメイク汚れを落としてくれる。さらに、肌のうるおいを守ってくれます。
主成分がミネラルオイルのクレンジングから油脂クレンジングに変えたら徐々に乾燥がおさまってきました!
PG(プロピレングリコール)・DPG(ジプロピレングリコール)
配合目的
・とろみがあり、さっぱりとした質感を演出する
・静菌性がある
成分表示:化粧品と医薬部外品で呼び方がかわる
成分表示名は、下記のように化粧品と医薬部外品で呼び方がかわります。
化粧品 | 医薬部外品 |
---|---|
DPG | ジプロピレングリコール |
PG | プロピレングリコール |
注意点:目に入ると痛い
成分表の上から5番以内に入っていると、人によっては肌に刺激を感じます。また、目に入るとしみて痛いという噂もあります。
実際に私も体感済みです。
できればこれらの成分が入っていない化粧品を選ぶのがよいでしょう。
補足
PGは、最近の化粧品業界での使用が減ってきた成分です。
代わりに性質が似ているDPGが使われています。
紫外線吸収剤
配合目的
紫外線防止として、日焼け止めや化粧下地、ファンデーションなどに使われる
代表的な成分
成分名 |
---|
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル |
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン |
オキシベンゾン–1~9 |
トリアジン |
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤のちがいにも詳しく載せています。
注意点:別のエネルギーに変換されるので刺激がある
紫外線が肌にあたったとき、紫外線のエネルギーを吸収して、別のエネルギーに変える化学反応を起こします。
成分表の上から5番以内に入っていると、ヒリヒリを感じることがあります。
私の場合、特にドラッグストアなどでお手頃価格で販売されているものほど顕著にあらわれます。
敏感肌の人は紫外線散乱剤を使用することをおすすめします。
失敗しない!ポイントを押さえた敏感肌の日焼け止め選び方にも詳しく載せています。
ラウリル硫酸Na
配合目的
シャンプーや歯磨き粉など、洗い流す商品に使われる
注意点:刺激が強い
泡立ち・洗浄力も高く、安価で製品化しやすいため、シャンプーや歯磨き粉に使われていることも多いです。
しかし、刺激が強いので頭皮や背中がヒリヒリ荒れる人は使用を控えましょう。
まとめ
以上、敏感肌が避けたい5つの成分についてお話ししました。
なるべくこれらの成分が入っている製品は
・選ばないようにする
・パッチテストをして肌が荒れないか確かめる
・肌荒れが起きたらいったん使用中止する
といった工夫が必要になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。