コスメコンシェルジュの詩乃です。
前回、1~2品のケアでOKな理由についてお話ししました。
今回は、具体的にどんなアイテムがよいのか?を解説します!
あくまで個人的意見なので、こういう考えもあるのね程度に捉えてもらえると嬉しいです。
具体的なアイテムをすぐ知りたい方は、結論:肌質・季節・生活環境などによってアイテムを組み合わせをご覧ください。
全てのスキンケアアイテムを使わなくても大丈夫!
本題に入る前に、スキンケア品の役割と構成成分についてお話しさせてくださいね!
今でもよく聞く一般的なスキンケアの順番として、「化粧水→乳液→クリーム」が挙げられます。
確かにこの考えを否定するつもりはありませんが、根本的なことを考えると疑問に思うこともあります。それぞれのスキンケア品の役割と構成を知れば、その意味に少しだけ納得していただけるのではないでしょうか?
スキンケア品の役割と構成成分について
代表的なスキンケア品(化粧水・乳液・クリーム)の役割と構成をザックリとまとめてみました。
役割 | 構成成分 | |
化粧水 | 肌に水分・うるおいを与える | 訴求+水溶性・精製水 |
乳液 | 肌に水分と油分バランスよく与える | 訴求+界面活性剤+油性+水溶性・精製水 |
クリーム | 肌のうるおいをキープ | 訴求+界面活性剤+油性成分+水溶性・精製水 |
※訴求成分…肌の悩み(乾燥、シミそばかす、ニキビなど)に対して、化粧品の効果・効能を発揮する原料。セラミド、コラーゲン、植物エキス、ビタミン類など。
化粧水
肌に水分とうるおいを与えます。
画像をみていただくと分かる通り、化粧水の主成分は水です。
乳液
肌に水分と油分をバランスよく与えます。
乳液の主成分は水。そこに少量の油分と界面活性剤が加わります。
クリーム
肌に油分を与え、うるおいをキープするとともに、水分の蒸発を防ぎます。
クリームの主成分も水ですが、乳液に比べて油分が多く、界面活性剤は少なめな印象です。
※いずれも構成成分は、基本のものです。メーカーによって油分や界面活性剤の量が変わります。
さて、スキンケア品の役割と構成成分について分かったところで、さっそく具体的にどんなアイテムがよいのかを解説します!
結論:肌質・季節・生活環境などによってアイテムを組み合わせる
導入美容液→化粧水→美容液→乳液→クリーム→目元クリーム…
といったように、全てのスキンケアを使うと時間もお金もかかります。さらに置き場所の確保も必要です。(わたしの経験上( ;∀;))
アイテムの組み合わせを例えるならこんな感じです!
【肌質】乾燥肌
【季節】冬
【生活環境】常時エアコンが稼働している環境で長時間過ごす20代後半OL
乾燥肌は水分と油分の両方不足している状態なので、その2つを補う化粧水+クリームの組み合わせ
【肌質】インナードライ
【季節】夏
【生活環境】エアコンが稼働している部屋と、高温多湿の外を行ったり来たたりする30代前半営業
水分が圧倒的に不足し、油分が多い状態なので、水分を補う化粧水+乳液の組み合わせ
【肌質】脂性肌
【季節】春
【生活環境】環境変化ストレスでポテチ爆食!!思春期真っただ中の10代後半女子
脂性肌は、水分と油分の両方多く、ニキビ・べたつきが気になる状態なので、水分と油分をバランスよく補える乳液のみ
このように、肌質・季節・生活環境などによってアイテムを組み合わせるという方法を試していくと、自分に合ったスキンケアが分かるようになります。
補足:人の肌に化粧品は必要ない!?
補足ですが人はもともと、水分も油分も自分のの体から作り出すことができる機能があるため、化粧品はなくても大丈夫なはずなんです。
例えば、皮脂分泌が盛んな若い方(特に10代)は、水分も皮脂も自分のからだからつくり出せています。
水分も油分も足りている脂性肌なので、乳液のみで大丈夫です。
極端なことを言えば、スキンケア化粧品の主成分の多くが水なので、化粧水のみ、美容液のみ、クリームのみ、みたいな感じでもいいと私は思います。
大事なのは、自分に何が不足しているか?逆に何が不要か?を考えてスキンケアをすること。
水分が不足しているなら水分を、皮脂が多いなら油分を少なめにつけるなど、工夫しながら自分の肌と向き合ってほしいと思います。
なかには体質的にその方法が通用しない人も…
しかし、中には水分や皮脂をつくり出すことが難しい方もいます。私もそのうちの一人で、皮脂は出るけど水分がでない、いわゆるインナードライ肌。
水分が圧倒的に不足しているので、化粧水+クリームの組み合わせでスキンケアをしています。
ちなみわたしの4歳の娘はアトピー体質で、水分・皮脂ともにつくりだせません。
だからこそ、セラミド化粧水+クリームの組み合わせで対応しています。
まとめ
以上、化粧品は少ないアイテムで十分!具体的なスキンケアアイテムの組み合わせについてお話ししました。
「化粧水→美容液・→乳液→クリーム…」といった固定概念にとらわれず、自分に合ったスキンケアを見つけてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうざいました。