こんにちは!コスメコンシェルジュ詩乃です。
肌が敏感になったとき、SNSでバズっているコスメなどを一通り試したくなる気持ちはきっと誰しもあると思います。
しかし、それよりも真っ先に敏感症状を落ち着かせることを優先すべきだとわたしは考えます。
そこで今回は、肌が敏感のときにまずは使ってほしい、おすすめ成分3つ紹介します!
おすすめ成分その1:アミノ酸
もともと人の肌(角層)に存在している保湿成分=NMF(天然保湿因子)。
NMF主成分のアミノ酸を使うことで、肌本来のうるおいを取り戻してくれます。
※角層=お肌の表面(わたしたちが普段目にする皮膚)
【成分表示例】アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、セリンなど
おすすめ成分その2:セラミド
もともと人の肌(角層)に存在していて、角層細胞の間を埋めている(細胞間脂質という)バリア機能の働きをする成分。
細胞間脂質の主成分はセラミドです。
敏感肌やアトピー肌の人は、セラミドが圧倒的に不足しているといわれています。
セラミドを使うことで、バリア機能を強化してくれます。
特にヒト型セラミドがおすすめ
人の肌に存在しているセラミドと近い構造をしているため、敏感肌さんにはヒト型セラミドがおすすめです。
【成分表示例】セラミド3、セラミドEOSなど
注意点1:ヒト型セラミドは原料が高い
ただし、ヒト型セラミドは原料が高く、高価になるため、コスパ重視で化粧品を選ぶ人やお子さんと一緒に使いたい人は植物・疑似セラミドも視野に入れるとよいでしょう。
注意点2:濃度によっては肌の刺激になる
セラミドの濃度が高いと肌の刺激になるときもあります。濃度を高くすると、多くの界面活性剤が必要になるからです。
こう聞くとセラミド化粧水の購入は不安…という方は、こちら↓がおすすめです。
また、3,000以下【セラミド化粧水】3選|親子で使えるものも!も参考になります。
肌弱い私もアトピー体質の娘も肌トラブルなく使えたセラミド化粧水です。
植物・疑似セラミド
人間の肌にあるセラミドと同じ働きをします。安価で高配合できるため製品化しやすいです。
【成分表示例】コメヌカスフィンゴ糖脂質、ウマスフィンゴ脂質、ラウロイルグルタミン酸ジなど
成分表示:化粧品と医薬部外品で呼び方がかわる
成分表示名は、下記のように化粧品と医薬部外品で呼び方がかわります。
化粧品 | 医薬部外品 |
---|---|
セラミドNP | セラミド3 |
セラミドAP | セラミド6 |
セラミドEOS | セラミド9 |
ヒアルロン酸
もともと人の肌(真皮層)に存在している保湿成分ですが、角層につけることで水分を取り込んでくれます。
※真皮層=お肌の内側(角層より下にある層)
高分子から低分子の5つの種類がある
ヒアルロン酸には浸透や高保湿など、異なる性質のヒアルロン酸が5つあります。
そのなかでも普段よく見る種類を3つ紹介します。
①基本型:高分子ヒアルロン酸
一般的に高分子とよばれるヒアルロン酸。分子が大きいため、つけるとお肌の角層表面まで水分を抱え込み、うるおいをキープします。
【成分表示例】ヒアルロン酸Na
②浸透型:低分子ヒアルロン酸
低分子とよばれるヒアルロン酸。分子が小さいため、つけるとお肌の角層内部(角層の深く)まで浸透し、うるおいをキープします。
【成分表示例】加水分解ヒアルロン酸
どちらの保湿力が高いのか?
一般的に保湿力が高いとされているのは、高分子ですが、低分子と高分子が両方入っていると角層表面・内部、Wでアプローチしてくれますよ!
低分子と高分子両方入っている化粧水です↓
③高保湿型ヒアルロン酸
お肌の表面に吸着することでうるおいをキープします。べたつきが少なく、サラサラとした感触が特徴のヒアルロン酸です。
【成分表示例】アセチルヒアルロン酸、カルボキシメチルヒアルロン酸
まとめ
以上、肌が敏感のときにまずは使ってほしい、おすすめ成分3つ紹介しました。
これらの成分を参考に、お好みの使用感や使いやすいアイテムを選んでみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。